Soup Stock Tokyoの英断と、メディアのミカタ

スープ専門店を運営する「Soup Stock Tokyo」さんが、離乳食を無料でお子さんに提供する、という活動が話題となりました。この活動には、「お子さまの成長を一緒に見届けることができればという思い、そしてお父さんやお母さんと一緒に食事の時間を楽しんで頂きたいという思い」が込められているそうです。

いい話ですよね。ちなみに海外のいくつかの国では、スターバックスが「ベビチーノ(baby Cinno)」と呼ばれるホットミルクをお子さんに無料で提供していたり、レストランでも「〇〇歳以下のお子様はお食事無料」と記載が見られるなど、「子どもと一緒にカフェ・外食を楽しむ」という文化がより浸透している気がします。

さて、冒頭のSoup Stock Tokyoさんのお話ですが、続きがあります。実は、お子様連れのお客さんへの嫌悪感を示したり、「一人客を無視している」など、反対派の声がツイートされた、というものでした(記事へのリンク)。その後、企業側が毅然とした意見表明を行い、賞賛されているそうです。

実際にツイッターやYahoo!Japanのコメント欄を見てみました。実は、こうした否定的な意見はごくごく少数なんですね。記事元のハフポストさんも「一部」と書いていますが、本当に「一部」でした。ただ、私はそんな否定的な意見を持つ人に、一瞬憤ってしまいまして…そんな負の感情は持つべきではなかったと反省しました。

そもそも、何かのアクションに対して全員が100パーセント賛成なんてありえないですね。1クラス40人の学校の教室ですら異論が出るのに、世の中の人々の声なんてそりゃ異論だらけなのは当たり前。「そういう人もいるよねー」というスタンスでニュースを見るのが大事だなぁと痛感した次第です。

メディアの見方、なかなか難しいものですね。

 

(画像出典:Soup Stock Tokyo HP)