キャッシュレス決済

新型コロナの第7波が発生する前の話ですが、高校の友人2人と久々に一杯交わしてきました。話も進み、さて会計を。一旦、全額を私が払い、あとで友人2人からお金を回収しようと考えました。ここまではよくある話です。

友人「PayPay(QRコード決済)で送金していい?」

私「俺PayPay入れてない。…現金か、銀行送金?」

このあと、筆者は友人から「情弱(情報弱者)なのか?」と半分冗談・半分本気の質問を受けました。前場所ではシステム周りを任されるなど、一定程度の情報システムについて理解しているつもりだった私は、「流行りのQRコード決済を入れていない=情弱」と扱われたことに驚きを禁じえませんでした。

で、脱・情弱ということで、すぐにPayPayをインストール。驚いたのは、PayPayは登録者数が本年4月時点で4,700万人、単純計算で国民の約1/3強が導入している「国民的アプリ」であったことでした。

やっぱり現金は使われなくなってきているのかなー…とふと気になり、ついでに日本のキャッシュレス支払の現状を調べてみました。

(出典:経済産業省)

上図は、経済産業省が本年6月に発表した、「2021年のキャッシュレス決済比率」に関する調査です。クレジットカード決済を含めていますが、2021年のキャッシュレス支払割合は32.5%と、初めて30%を超えたとされ、「2025年までに4割程度」という政府目標も達成が見えているようです。将来的には世界最高水準の80%までキャッシュレス決済比率を上昇させることを目指しているとのことでした。

更に、金額10万円以下の個人間送金システム「ことら」も10月から開始される見込みとの報道がなされていました。現金離れの流れはますます進みそうな勢いです。