【ご協力ありがとうございました】アンケート結果ご報告「新卒採用に関するアンケート」

会員のみなさまにおかれましては標記アンケートへのご協力、ありがとうございました。
アンケート結果をご報告いたします。

今春(2021年春)の新卒採用について 

1.2021年4月の新卒採用予定についてお尋ねします。2020年4月の新卒採用と比較し、本年4月の新卒採用状況に変化はありますか。(29名のご回答)
  ①概ね例年通りの採用数となった  48.3%
  ②採用数を増やした        17.2%
  ③採用数を抑制した        17.2%
  ④新卒採用を従来から行っていない 17.2%

   

→業種により回答が分かれましたが、回答の半数以上が概ね前年並み、または増やすとの回答でした

2.設問1.で②(増やした)または③(抑制した)とお答えした方にお尋ねします。変動があった要因をお答えください。(12名のご回答)
  ①足元のビジネスの状況を考慮したたため     66.0%
  ②コロナ禍を受けた将来的な環境変化に備えるため 33.3% 
   

→変化の要因は、コロナ禍による環境変化というよりは、足元の業況を反映したことが大きいようです

3.2021年4月の新卒採用に関し、皆様のお考えをお聞かせください。(自由意見欄)
 採用活動全般に関するコメント
  〇足元の経営環境を踏まえつつ、組織の新陳代謝を確保するために必要な新卒人材を採用。
  〇定期採用は人材育成面、会社存続面など重要であり、維持したい。
  〇コロナ禍の中でもやるべきことは益々増えており、採用数はほぼ例年通りの採用を予定。
  〇今後の事業展開を考慮し採用を増やした。
  〇将来的に人材の空洞化を防ぐため、定期採用を継続。社員の年齢構成を考慮し、当初計画通りの採用とした。
  〇ICTの進化により人手が余る。教育を要する新卒よりも、即戦力の中途が選ばれる。
  〇予定新卒採用数に至らなかったため、中途採用等で補う。
 【応募者に関するコメント
  〇コロナ禍で就職活動が厳しくなるなか、内定辞退率も低下した。
  〇志望業界(空港、観光等)を見直した学生も積極的に採用した。
  〇大手が採用活動を控えたからか、応募者の質も人数も向上、採用のチャンスととらえている。
  〇積極的に若い方を採用したいと思うが、応募がない。
  〇コロナ環境下で学生が会社訪問を控えていたように感ずる。例年よりも応募が低調であった。
  〇優秀な女性の受験者が目立った。
 【採用活動の手段・方法に関するコメント
  〇インターンシップからの採用により、学生の企業への理解度が深まった。
  〇新型コロナウィルス感染防止に配慮し、Web・対面によるハイブリッド型の採用活動を行った。
  〇企業合同説明会や就職イベントに参加できず、新卒採用が計画通りに進まなかった。
  〇緊急事態宣言発動により、採用活動期間は例年よりも長期化した。
  〇オンライン化で遠方の学生のエントリーが増加する一方、会場や旅費が不要となり採用経費は減少した。
  〇女性枠を増やし、多くの職種に配置、活躍の場を広げる取り組みを実施した。
 【採用後・その他について
  〇内定式や内定者研修も全てオンラインで実施したため、内定者との繋がりの弱さを感じた。
  〇採用後の研修は2か月弱自宅からのリモート研修となり、新入社員同士のコミュニケーションが難しい
  〇オンライン化が主流となる一方、オンラインに慣れない企業や学生が遅れをとる形になると想定される。

来春(2022年春)の新卒採用について 

4.次に、現時点における2022年4月の新卒採用計画についてお答えください。(30名のご回答)
  ①概ね例年通りの採用を予定    50.0%
  ②新卒採用を増やす予定      26.7%
  ③新卒採用を抑制する予定     13.3%
  ④新卒採用を従来から行っていない 10.0%
   

 →来年度も業種により回答が分かれました。新規事業展開をにらみ採用を増やす、という声も。

5.質問4で②または③とお答えした方にお尋ねします。新卒採用を増やす、もしくは抑制すると計画している背景についてお答えください。(13名の回答)
  ①足元のビジネスの状況を考慮したたため      53.8%
  ②コロナ禍を受けた将来的な環境変化に備えるため  33.3% 
  ③未定                        7.7%
  ④その他(事業主の継承を考慮、社員の若返りを図る)  7.7%
   

6. 2022年4月の新卒採用に関し、皆様のお考えをお聞かせください。(自由記入欄)
 【採用活動全般に関するコメント
  〇積極的に新卒者の応募を募りたい。
  〇採用者数を増加予定であり、新卒者に限らず、広く就職先を提供していきたい。
  〇今後の経営環境を踏まえつつ、組織の新陳代謝を図るうえで必要な人材を確保していく。
  〇将来的に人材を空洞化させないよう、定期採用を継続する予定。
  〇ワクチンの普及によってコロナ禍も一段落していると考えられ、大きな採用数増減を行う予定は現時点ではない。
  〇雇用延長や定年延長をふまえて採用人数を調整していく必要がある。
  〇観光業・飲食業がコロナの影響で大きな売上減少に見舞われ、回復する見通しが立たなければ新卒者の採用増は難しい。
  〇コロナ後もリモートワークは残る。新卒教育が従来以上に難しくなり、新卒採用のハードルは更に高くなる。
 【求める学生に関するコメント
  〇地域に密着した経営を進める上で必要不可欠な、地元千葉県内の高校からの採用強化を検討している。
  〇新卒に限らず、第二新卒の採用者にも力を入れる。
  〇オンラインでの採用活動が主体。機電情報系の学生は獲得競争の激化が予想され、これら学生への活動は例年より前倒す。
 【採用活動の手段・方法に関するコメント 
  〇ネットなどを積極的に活用して、会社訪問増と人材のマッチングを図りたい。
  〇コロナ禍の影響から回復するまで、新卒採用は抑制せざるを得ない
  〇オンライン化の進展により、採用活動を順調に進める企業・学生とそうでない企業・学生の二極化が進む。
  〇採用活動を断念する企業の増加も想定される。
 
以上、非常に多くのご意見を頂き、有難うございました。
今回のアンケート結果が会員の皆さまの参考となれば幸いです。