感染症再拡大~経済活動の維持と自己防衛
このところ朝晩の気温も急激に下がり、通勤時にはコートも欠かせなくなってきました。紅葉の見頃はこれから、というところが多いのかもしれませんが、北海道では氷点下を記録し大雪が降るなど、何となく既に冬の到来を感じさせる日も少なくありません。
そんな中、再び新型コロナの感染拡大傾向が見られ、本格的な冬の到来を前に、さらに状況が悪化していく懸念もあります。
GOToキャンペーンは、想定以上に経済効果を発揮しつつあるようですが、どこまでどの程度続けるのでしょうか。すでにエリアによっては医療崩壊寸前といったところも出始めており、経済活動と医療体制確保、その両立を図っていくための方策を具体的に示していくことが急務となっているように思います。
一方で、日々感染者数発表に触れても、欧米の状況と比べれば極めて少ないこと、冬場の第3波到来はある程度予想されていた事態、として、国内全体が再び危機感に覆われている、といった雰囲気にはなっていないのではないでしょうか。むしろ過度な警戒は必要がない、経済活動を維持することが最優先と唱える政府ブレインも多いようですし、緊急事態宣言が再び発出される可能性は極めて低いと感じます。
ワクチン開発も進んできてはいるようですが、本格的な普及にはなお時間を要することから、当面は新たな生活様式を保ちながら自己防衛をしていくしかないようですね。
今週はIOCのバッハ会長が来日しています。来年のオリンピック開催方法についてもどのような議論がなされるのか注目です。