今年の「土用の丑の日」は7月21日。

今年は稚魚のシラスウナギが豊漁とのことで、鰻の値下げも期待されたようですが、実際にはあまり昨年と変わらない印象です。いずれにしても、この時期に蒲焼を堪能し、夏を感じ、日本人で良かったと感じるわけです。

成田山参道沿いには「駿河屋」「川豊」などの老舗店が立ち並びます。佐原では「長谷川」や「山田」でしょうか。土用の丑の日ならずとも、機会あらば立ち寄りたい、私の中の千葉県内の名店です。

コロナウィルスの感染拡大下とはいえ、例年ほどではないものの、こうした店では行列待ちにはなるのかもしれません。ただ座席の間隔を空けたり、実際に入店可能な客数を制限したり、提供する側のお店としては、色々な工夫で感染防止のための対応を迫られ、ご苦労も多いと思います。

ウィズコロナの時代は当面続くことになりそうですし、経済も大きく影響を受けてはいますが、新しい生活様式を取り入れながら、観光県としての千葉県、伝統や食も含めた文化を、絶えることのないよう、皆で守り抜いていきたいものです。